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病気の治療に用いられる薬は、すべての患者に100%効くわけではなく、人によっては効果のない場合もあります。どの程度の割合で薬が効くかを示した数字が有効率です。有効率は二重盲検比較試験などの方法で厳密に算出され、有効という結果が出れば承認されることになります。二重盲検比較試験は偽薬を飲ませたグループとの間で、効果を比較する試験手法です。こうして承認を受けた薬でも、有効率が50%を下回ることは少なくありません。
高血圧治療に使うミカルディスでも臨床試験が行われ、国内で449例の結果から有効率が示されています。それによれば軽症・中等症本態性高血圧症では76.8%(判定不能例を除けば82.1%)、重症高血圧症では79.3%(同85.2%)、腎障害を伴う高血圧症では65.0%(同65.0%)の患者で、血圧降下作用が認められたと報告されています。7~8割の患者に改善が見られるのは、かなり優秀な成績と言えるでしょう。
ミカルディスは正常な血圧の動物には、降圧作用が弱いという実験データが出ています。また他の利尿剤や降圧剤と併用することで、効き目が高まることも知られています。軽症・中等症本態性高血圧症と重症高血圧症では、有効率に大きな違いはなく、安定した効果が期待できるでしょう。腎障害を伴う高血圧症は、かなり病状が進んでいると考えられ、ミカルディス以外の治療方法を併用することも選択肢になります。
高血圧の治療薬として幅広く使用されているミカルディスですが、上記のように誰が飲んでも必ず効くというわけではなく、また病状によって有効率は変化する可能性があります。治療を進めるにあたっては、医療機関で定期的に検査を受け、血圧が改善しているかどうかをチェックしながら、服用量を調節したり薬を変えたりすることが大切です。
ミカルディスはアンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬といわれる薬の一種で、血圧を上げる物質の作用を抑える作用を持っています。効き目が長続きするという特徴があり、服用回数は基本的に1日1回です。血圧を下げるだけなら、ミカルディス以外にも優秀な薬はあります。しかしミカルディスには降圧以外にも、臓器保護や血糖値改善といった作用を持つのが特徴です。
血圧が上がると心臓や腎臓などの臓器に負担をかけるため、降圧剤はそれ自体が臓器保護の役割を果たすとも言えます。またミカルディスにはアンジオテンシンⅡの働きを抑えることで、臓器の線維化を防ぐという効果があります。高血圧が恐ろしいのは動脈硬化の原因となり、心不全や腎不全などの合併症を引き起こす可能性があるためです。臓器保護作用のあるミカルディスは、こうした病気を予防するためにも効果的と言えるでしょう。
高血圧と併発しやすい生活習慣病のひとつに糖尿病があります。血糖値の上昇により血管の老化が促進され、腎臓にはさらにダメージを与えることになります。ミカルディスの作用はアディポネクチンという物質の分泌量を増やし、インスリン感受性を上げることで、血液中の糖分を筋肉や臓器に取り込みやすくすることです。ミカルディスの血糖値改善効果は、単独で糖尿病を治療できるほどではありませんが、普段から血糖値が高めの方には適しています。
ミカルディスは主に肝臓で代謝され、尿ではなく便として排泄されるので、腎臓の弱っている方にも比較的使用しやすい薬と言えます。そのかわり肝臓が弱っている方は、医師と相談の上で慎重に服用しなければなりません。また糖尿病の治療などで他の薬を併用する場合は、飲み合わせにも注意する必要があります。長期間にわたって服用するときは、定期的な血液検査を心がけてください。
ミカルディスを使用し続けている方は医薬品通販サイトでミカルディスを購入するのも良いでしょう。病院処方に比べて通販は価格が安いので、長く服用することが多い高血圧治療薬に関しては経済的であると言えます。